今回からピッチングフォームシリーズに入ります。
その第1回はワインドアップ期です。
ワインドアップ期とは、一歩足を引いてワインドアップを行うあの瞬間のこと
です。
ノーワインドアップの投手でも一歩足を引いたあのタイミングのことをワイン
ドアップ期と呼ぶので注意しましょう。
で、このワインドアップ期なのですが、ワインドアップを行うのかそれともノ
ーワインドアップの方が良いのかといった所に迷う人も多いことと思います。
これについて迷わなくするためには、そもそもなぜワインドアップを行うのか
ということを理解する必要があります。
ピッチングは、ワインドアップ期の動作とレッグアップによって決定される身
体重心位置の高さによって得られる位置エネルギーを利用してボールを加速す
る運動です。
つまり、ワインドアップ期で重心位置を高めておけば、レッグアップによって
さらに重心位置は高まります。
その結果、得られる位置エネルギーは大きくなり、球速も速くなります。
そして、そのワインドアップ期で重心位置を高めるための方法がワインドアッ
プなのです。
ただし、身体重心位置が高まることにはリスクもあります。
これは感覚的にも分かると思うのですが、重心位置が高くなることによって安
定性が低くなり軸がブレやすくなります。
これが、ワインドアップを行うと球が速くなるがコントロールが悪くなるとい
われる所以(ゆえん)です。
その重心位置が高くなることによって軸がブレやすくなるのを抑えるための動
作がノーワインドアップなのです。
ワインドアップ期にノーワインドアップを行うことによって、身体重心位置が
ワインドアップ期に入る前のままになります。
その結果、レッグアップを行った後の重心位置はワインドアップを行った場合
に比べて低くなります。
これも感覚的に分かると思いますが、重心位置が低くなるということは安定性
が高まり、軸がブレにくくなります。
その結果、ノーワインドアップはコントロールが良くなるのです。
ただし、重心位置がワインドアップを行った場合に比べると低いため、得られ
る位置エネルギーも小さくなり、球速もワインドアップを行った場合に比べれ
ば遅くなります。
このようにワインドアップ、ノーワインドアップは共に長所と短所を併せ持っ
ているのですが、どちらの短所も練習次第では十分克服可能なものです。
ですので、あなたがワインドアップ、ノーワインドアップのどちらの長所を利
用したいのかを考えて、ワインドアップにするかノーワインドアップにするか
を決定すると良い結果を導き出せるでしょう。
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written by 卯月 : 2006/02/26
◆リンク先の道具を使うと、ピッチングが上手くなり過ぎるので見ないで下さい(`・ω・´)